0.1秒後の世界



私たちが今見ているこの世界。
しかし私たちが見ている世界と、私たちが認識している世界には
かなりのずれが存在する。

確かに私たちが世界を認識する能力というのはかなり優れている。
私たちの目はデジカメに直すと2億画素のカメラに相当すると
言われている。

嗅覚に至っては、現在の科学技術でそれに類するものを作るのは
きわめて困難ではないかと思われる。
味覚も難しいだろうなぁ。
もっとも味覚を構成する要素である水素イオン濃度など、各種の
物質は調べることができるけれども。

しかし、こういったセンサーの性能が高いということはそこから
出る情報量が想像以上に多いということになる。
その多数の情報を処理する。
当然その処理に時間はかかる。

もちろん、人間の脳自体もそれを処理できるからこそ私たちが
生活できるんだけれども。
その処理速度も確かに速い。
そうはいっても、トータルで0.1秒くらいかかるわけだ。
つまりわれわれが見ているのは0.1秒前の世界なのだ。

神経の伝達速度は人間などの哺乳動物などでは秒速100m程度である。
…人間の身長なんて2mある人そんなに多くないから普段の生活には
十分じゃないのかそれ?

皮膚などから温度などの情報が脳に伝わるまでわずか0.02秒。
宇宙刑事の変身より早いと(また微妙なたとえだなおい)。

すべての生物がこんなに高速な情報伝達を行えるわけではない。
神経の構造的にそれだけの速度を出せない生物もいる。

有髄神経(ミエリン鞘という構造が神経を取り巻き、神経を伝わる
電気パルスが高速に伝えられる)をもっている動物で、かつ
恒温動物であるわれわれなどは秒速100mの速度出せるが(体温が
高いほうが神経伝達速度は速い)、無髄神経の変温動物は秒速1m
くらいしか出ない。

ところが例外はあって、イカなどは神経自体をぶっとくすることで
神経伝達速度を上げることに成功している。
巨大神経系という荒業で高速化してるイカすげーぜ。
神経伝達速度が速い=いろんな反応が早いというわけで、神経伝達
速度が速いに越したことはない。

感覚器から神経伝達に0.01秒くらいかかり、そこから脳内の処理を
含めてわれわれが0.1秒程度で周囲を理解できる、とまぁこういう
ことだ。

普段このタイムラグってあんまり気にはならないが、0.001秒を競う
スポーツ選手にとってはこの差は致命的だ。

耳から入ったスタートの合図をうけて走り出すまでに0.1秒程度の
タイムラグが実際には生じるので、あんまり早く走り出そうとすると
フライングという扱いになってしまう。

ところが人間によってもこの反射神経に個人差があるらしく、
かつてベン・ジョンソンはしばしばフライングをとられていたが、
実際には反射神経が優れていたからだったという話だそうだ。

微妙に話は変わるが、ゴキブリ並の反射神経という言葉がある。
あいつらまさに反射で生きてるからな。
人間のように考えて生きていない。
もしゴキブリが有髄神経持ってたら人間はゴキブリに触れることすら
できないんじゃないだろうか。

神経伝達速度自体は人間のほうが上だ。
しかしながら神経伝達速度+脳内の処理ということを考えると
結局最終速度でゴキブリを下回ってしまうことに。

こういう超高速な世界では一瞬の差がすべてを分けることになる。
核爆発や爆発がおこって、一瞬にして体が粉みじんになったり
一瞬で焼き尽くされた場合、それを理解する前に死んでしまう

もし、私のいるところの近くが爆発し私が一瞬で吹き飛んだとしたら
それに気づかず死んでしまうということに。
それが幸せなのかどうなのかは議論はあると思うのだが

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